分析メモを書く

小論文であなたが論じるべき「主題」が決定したら、次は構成するために分析メモを活用していきましょう。
課題文などがあるケースはそこに分析メモをする。また、原稿用紙しかないケースは消せるように薄く分析メモを残しましょう。
論述の仕方ですが、まず主題を論述します。(例)私は携帯電話を小学生に持たせることには反対である。
そしてその周りに「なぜ」そう思ったのか、いくつか論述してみましょう。
必須ではない。携帯電話でのコミュニケーションには小学生では不安な部分がある。お金がかかる。私の弟が塾通いのために持っていたが、友達からの情報で有害なサイトに登録してしまっていた・・・などなど。
これは多いほどいいです。そしてそのなかで、あなたが一番論述しやすく論じやすいものを探して決定します。
「弟」のことに決定したとすれば、小学生に持たせることが早すぎた、友達に流されずあなたで物事を判断できる年齢までは持たせるべきではない、などの意見や主張を論述し溜めます。
ここまでくれば、小論文はできたも同然です。入試や入社に向けてあとは小論文を書くだけ、です。
結論で、「よって携帯電話は小学生に持たせるべきではないと私は意見主張する」と締めるように論を組み立てていけばできあがりです。
このように、分析メモ論述の仕方を知ってある程度は構成しておかないと、小論文を書くことは難しいのです。
しかし分析メモは分析メモですから、あくまでも下書きの論述と間違えないようにしてください。分析メモ作りに熱中して、小論文が論述しきれなかったりしたら本末転倒です。
文字を書くには時間がかかりますよ。600字ならば60分はかかるかもしれません。およそ、制限時間×10が書ける文字数だと思って下さい。
それで時間を計算して分析メモを論述してくださいね。時間配分は間違えないことが大切です。

テーマ型小論文対策のコツ

テーマ型の小論文で、「最近あなたが気になったニュースを一つあげ、そのことについてあなたの意見や主張を述べなさい」と出題されたとすれば、まず主題として気になったニュースが何なのかを書かなければなりません。
そしてそれを選んだ理由などを具体的に述べて、あなたの意見を論述していきます。
ここで気にかけておかないといけないのは、この問題文をどういう意図で入試や入社の担当者は出題しているのか、という点です。
出題者は、「この人は現在の社会情勢をいかに知っているか、そしてどんなに社会に関心を持っているか」ということを知りたいのです。
この出題の簡単なところは、「最近のニュース」であれば地球温暖化の問題でも、青少年の事件のことでも、何でもいいということです。
ですから、あなたの意見が書けそうなものを選べばいいわけです。
ただし、そのニュースに「なぜ関心を持ったのか」ということを具体的に提示していかなければなりません。
また、社会に対してネタを多く持っている人が勝ちなのです。
今回は「最近のニュース」という問題を例にしましたが、例えば「地球温暖化について」というテーマが出たとして、そのことについて何も知らなければまったくのお手上げになってしまいます。
どんな事柄も深く知る必須はありませんが、広く浅く多くの情報を手にいれておくことが小論文の論述の仕方には必須です。
そのなかで、あなたが確実に論じることのできる題材をいかに持っているのか、ということで入試や入社できるか勝負が決まることもあります。
その意味で、日頃の情報収集を新聞などからしっかりとしておきましょう。あなたなりのノートなどをつけておくのもいいと思いますよ。

読み手を意識して書く

入試や入社などに使われる小論文については、必ず読み手を意識したものにしなければなりません。そのために「リズムよく」読ませることも必須です。
リズムのある小論文の論述の仕方についての注意点を述べておきます。
●一文は短く:一文がだらだらと長くなってしまっては、読み手が意味を追いかけるのに疲れてしまいます。
また長すぎる文章では、文の主語と述語が呼応しなくなっているケースが多く、意味が通らなくなってしまうこともおきてしまいがちなのです。
このことを防ぐために、一文は40字程度で書くようにしましょう。
●読点の使い方:読点はその文章の意味を変えてしまうくらいの力を持っているものです。この読点をうまく使うことで、文のリズムを作ることができるのですよ。
読点は意味が伝わるように、上手に活用していきましょう。
「私たちを、取り巻く環境は日々めまぐるしく、変化している」この一文を読むと、何かつっかえてしまうような感じがしませんか。
これを正しく直すと「私たちを取り巻く環境は、日々、めまぐるしく変化している」となります。印象が大きく変わっていますよね。
また、読点の場所も重要ですが、数も重要です。よくあるのですが、読点の数が多すぎる文章は読みにくいものです。
入試や入社においては、「読みにくい小論文」というものがどんなにあなたに不利になるかわかりますよね。
様々な文章を読んで、適切な読点の打ち方や論述の仕方などを自然に覚えるようにしましょう。

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